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第2回 コロナ禍シニアの行動変化 追加調査シリーズ 第1弾

2022/3/7

シニアの病院選びもネット検索は当たり前

NA043 (1)


シニアライフ総研®では、シニア層の日常生活におけるコロナ禍での健康意識の変容を知るために、55歳以上の高齢者約771人を対象にインターネット調査を行った。

【調査概要】

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2021年11月中旬
  • 対象エリア:日本全国
  • 対象者:介護サポートなどを必要としない自立した生活がおくれる高齢者(年齢55~88歳)
  • 有効回答数:771名(男性:416名/女性:355名)

 


【調査結果】

コロナ禍において、新たにするようになったこと/明らかに増加したことは何ですか?(複数回答)

1

 

シニア全体の傾向として、特にないを除き1位「パソコンを使った作業やインターネット利用」が20.6%、2位「YouTubeなどの無料動画の視聴」15%、3位は「NHKや民放TV放送の視聴時間」とコンテンツの視聴時間が増えた結果となった。

次に、病院や健康の情報をどこから入手いているかという調査では、1位:テレビ(56.3%)、2位:ニュースサイト(39.2%)、3位:新聞(32.3%)となり、インターネット利用が(新聞以上に)多い結果となった。

 

あなたは健康や病気に対する情報を何から入手していますか?(複数回答)

 

2

 

さらに、高齢化のなかでも通院率が増える整形外科へ絞り調査を実施し、全体の53.3%の人は、過去に「整形外科」へ通院したことがあるという結果となった。

 

「整形外科」の通院経験について、それぞれあてはまるものを教えてください

 

3

 

さらに、通院した人を対象に通院きっかけ、理由の調査を行っていくと、上位に入ってくるのは、1位「お住まいが近くだから」66.5%、2位「第三者からの紹介(※1)」16.6%、3位「よく病院の前を通って知っていたから」14.6%と特出すべき点は見られなかったが、「広告を見て(※2)」1.4%に対して、「ネット検索(※3)でヒットした」が3.9%、「ネット検索で口コミや評判・評価が良かったから」3.0%と絶対数としては小さいものの、通院へのきっかけに繋がっているのは広告よりも、ネット検索の方が2倍以上という結果であった。能動的にネットから情報を取ろうという意識と、精査するという行為がシニア層にも徐々に根付いてきていることが伺える。

 

 

整形外科に通院した経験のある方にお聞きします。通院した病院に行った「きっかけ・理由」であてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)

 

4

 

※1友人・知人・家族・親戚・競技関係者・その他
※2看板・フリーペーパー・当該病院のHP・Instagram・Facebook・その他
※3 Yahoo・Google・LINE・Instagram・Facebook・その他
※4整形外科に「現在、通院中である(N=81)」、「過去に通院したことがある(N=411)」と回答したサンプル数

 


その他オリジナル調査結果


 

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2020/4/23

65歳以上の72%がワクチン接種予定だが、
いつ接種できるかよく分からないと回答、
情報不足が鮮明に。
女性はワクチン接種に敏感で、
安全性や実績の少なさによる不安が強い!

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シニアライフ総研®では、シニア層の日常生活における新型コロナウイルス感染症拡大の影響を把握するため、55歳以上の高齢者約890人を対象にインターネット調査を行いました。

【調査概要】

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2021年4月中旬
  • 対象エリア:日本全国
  • 対象者:介護サポートなどを必要としない健康な高齢者(年齢55~88歳)
  • 有効回答数:887名(男性:462名/女性:425名)

 


【調査結果】

1. 新型コロナウイルスに対するワクチン接種について (複数回答)

新型コロナウイルスに対するワクチン接種について2

※対象:65歳以上 N=584(男性:297、女性:287)

 

新型コロナワクチンについて接種順位の高い65歳以上のシニアに聞いたところ、「ワクチン接種をするつもりであるが、いつ接種できるのかの予定がよく分からない状態である。」が72%と最も多く、「ワクチン接種をしたいとは思っているが、リスクが良く分からなくて不安である。」17%、「ワクチン接種をするつもりであるが、どこに問合せして良いのか(どこから案内が来るのか)分からない状態である。」11%と続いており、ワクチン接種に関する情報が行き届いていないことがうかがえる。

また、男女別で見ると、男性は「ワクチン接種をするつもりであるが、いつ接種できるのかの予定がよく分からない状態である。」が女性よりも14ポイント高くなっていることから情報量の少なさを感じる傾向が女性より強い。女性は、「有効性や安全性に不安要素が多く、現時点ではワクチン接種はしないつもりである。」、「海外製(海外開発)のワクチンでは、自分には合わないのではないかと心配である。」、「もう少しワクチン接種の実績数が増えてから、接種するかを検討したい。」が男性の約2~3倍の数値となっており、男性よりもワクチン接種にネガティブであり、安全性や実績の少なさによる不安が男性より強い傾向にある。

 

2. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響による使うお金の変化について (単独回答)

コロナ禍でのお金の変化について3

上がったものの上位は「自宅での食費」35%、「光熱費」28%、「生活必需品の購入費」11%と続いており、下がったものの上位は「外食費」59%、「交通費(ガソリン代・公共交通機関の運賃など)」33%、「衣服費」28%と続いていることから、外出自粛に直結する項目の変化が大きく見られる。

 

 男性

コロナ渦でのお金の変化について_男性

女性

コロナ渦でのお金の変化について_女性

男女別で見ると、「衣服費」に大きな差異が見られ、女性は男性の2倍以上の40%が下がったと回答している。また女性は、男性よりもお金の変化に敏感な傾向にある。

 

3.新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「意識や行動」について変化があったもの (複数回答)

「意識や行動」について変化があったもの2

 

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、シニア層の90%が「意識や行動」に変化があったとして、中でも「外出時にマスクの装着を欠かさなくなった」81%、「手洗い・うがいなどを、こまめにするようになった」74%、「外出をほとんどしなくなった」28%と続く。これは前回調査時の上位3項目と同様であるが、「外出をほとんどしなくなった」について、2020年6月は48%であったのに対し、2021年4月は28%と20ポイントも減少していることから、外出自粛の意識が薄れていることが分かる。

2021年4月調査【男女別】

「意識や行動」について変化があったもの_男女別

男女別で見ると、男性は「意識や行動」に変化があったのが86%であるのに対して女性は95%であり、更に多くの項目で女性のほうが数値が高いことから、女性の方が行動や意識変容が大きいことが分かる。

また、「ストレスを感じることが増えた」について女性は27%であり男性より15ポイント高いことが特徴的であり、外出自粛で自宅に家族がいることが多いため、普段より家事が増えたためではないかと想定される。

 

4.新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「時間が増えたもの」(複数回答)

コロナ禍で「時間が増えたもの」3

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、シニア層の65%に自身が行う「時間が増えたもの」があり、前回調査(2020年5月)と比較すると9ポイント減少しており、コロナ禍前の生活に多少戻っている傾向にある。中でも上位は「TVの視聴時間」38%、「PCによるインターネットの利用時間」36%、「スマホなどのモバイル端末によるインターネットの利用時間」18%となっており、いずれも前回調査の数値を下回っている。

2021年4月調査【男女別】

コロナ渦で「時間が増えたもの」_男女別

男女別で見ると、男性の60%が「時間が増えたもの」があると回答しているのに対して女性は71%であり、更に多くの項目で女性のほうが数値が高いことから、女性の方が時間の使い方に変化が大きいことが分かる。

 

5.新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「時間や機会が減ったもの」(複数回答)

コロナ禍で「時間や機会が減ったもの」3

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、シニア層の82%に自身が行う「時間や機会が減ったもの」があり、挙げられたのは「外食・食事会」58%、「旅行・レジャー」54%、「友人・知人との交流」41%と続く。これらの傾向は女性が牽引しており、中でも「友人・知人との交流」については男性と20ポイント差、「外食・食事会」は11ポイント差となっており、いずれも交流にまつわる項目の男女差が顕著である。

 

6.新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「新たに生活に取り入れたこと・やってみたこと」 (複数回答)

コロナ禍で新たに生活に取り入れたこと3

前回調査では47%が「新たに生活に取り入れたこと・やってみたことがある」と回答していたが、今回調査では40%とやや減少した。上位3位は前回調査と変わらず「室内での健康維持・増進策」18%、「屋外での散歩・ランニング」11%、「今まで作ったことがなかった料理」8%となっているが、いずれも前回調査から数値は減少している。ただし、「動画配信サービスの視聴」、「オンライン飲み会」、「内職」については回答数が少ないものの前回数値を上回っている。

2021年4月調査【男女別】

コロナ渦で新たに生活に取り入れたこと_男女別

男女別で見ると、男性の36%が「新たに生活に取り入れたこと・やってみたことがある」と回答しているのに対して女性は44%であり、更に多くの項目で女性のほうが数値が高いことから、女性の方がコロナ禍の生活スタイルの変化に柔軟に対応できていると想定される。

 

第1回調査結果はこちらから


その他オリジナル調査結果


 

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貯蓄高”2,000万円以上”シニアは
趣味が多くメディア接触率も高い。
将来の不安は、
金銭面より配偶者・親族について。

NA007

 

現在55歳以上の1965年(昭和40年)以前に生まれたシニア層と呼ばれる全国の男女を対象にしたインターネット調査結果から、貯蓄高別にシニアの特徴を分析しました。「貯蓄高2,000万円以上層」と「貯蓄高2,000万円未満層」で大きく差がみられた点をご紹介いたします。

 


“貯蓄高2,000万円以上層”のシニアは趣味に積極的

「貯蓄高2,000万円以上層」と「貯蓄高2,000万円未満層」の現在の趣味を比較した結果、2,000万円以上層で「現在趣味で行っていることは、特にない」と回答した人数は、2,000万円以上層の6%に対し、2,000万円未満層は13%と、2,000万円以上層の約2倍の割合となった。

また、回答者全体の上位15位のうち「現在趣味で行っていることは、特にない」、「パソコン」、「日帰り旅行」を除いたすべての選択肢において2,000万円以上層が2,000万円未満層を上回る結果となった。特に、「国内旅行」に関しては2,000万円以上層が58%に対し2,000万円未満層は40%と18%の差が見られている。

 

貯蓄高別 現在の趣味2

貯蓄高2,000万円未満 N=662、貯蓄高2,000万円以上 N=281

 


“2,000万円未満層”は経済面への不安が多いが
“2,000万円以上層”は配偶者・親族に関する不安が多い

「将来不安なこと」については、2,000万円以上層は「特に不安がない」を選択した割合が13%に対し、2,000万円未満層の19%と比較すると6%ほど高い。さらに「生活費」に関しては、2,000万円以上層が11%に対し、2,000万円未満層は37%で、2,000万円未満層は2,000万円以上層の3倍以上となっている。「医療費・介護費用」についても、2,000万円以上層が20%に対し、2,000万円未満層は36%と16%多い結果が出ている。

一方、2,000万円以上層については、「家族や親族との人間関係」、「介護してくれる人がいないこと」、「配偶者・パートナーが居なくなった後の自分の暮らし」、「親族の世話になり負担をかけること」、「自分が亡くなった後の配偶者・パートナーの暮らし」といった配偶者や親に関する不安の割合が2,000万円未満層よりも多い結果となった。

 

将来余生について不安なこと

貯蓄高2,000万円未満 N=662、貯蓄高2,000万円以上 N=281

 


“2,000万円以上層”は、多岐にわたるメディアに触れている

「BS・CS放送」、「ラジオ」、「新聞(紙版または電子版)」それぞれへの接触率に関しては、2,000万円以上層は2,000万円未満層よりも多く触れている傾向にあり、「BS・CS放送」は2,000万円未満層56%に対し2,000万円以上層73%、「ラジオ」は2,000万円未満層48%に対し2,000万円以上層53%、「新聞(紙版または電子版)」は2,000万円未満層66%に対し2,000万円以上層77%といった結果になった。

メディア接触率

貯蓄高2,000万円未満 N=662、貯蓄高2,000万円以上 N=281

 

また、よく使うアプリやサイトについても、「よく見るインターネットのサイト、アプリはない」の回答割合が2,000万円未満層15%に対し2,000万円以上層8%と、2,000万円以上層はサイトやアプリをよく見ている人の割合が高い傾向にある。特に「インターネットバンキング・金融サービス」については、2,000万円未満層19%に対し2,000万円以上層32%と、2,000万円以上層の利用が高い傾向がみられている。

よく見るサイト・アプリ3

貯蓄高2,000万円未満 N=662、貯蓄高2,000万円以上 N=281

 


調査概要

  • 調査方法 : インターネットリサーチ
  • 調査地域 : 全国 
  • 調査期間 : 2020年3月10日~3月17日
  • 調査対象 : 55歳以上の男女 ※居宅介護を受けている方・施設介護を受けている方については介護者による代理回答
  • サンプル数 : 1,532サンプル
男女比_都市区分

都市部:東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・愛知県・大阪府、非都市部:その他都道府県


 その他調査結果

 


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“独居”シニアは株式配当収入が多く、
人間関係が多岐にわたる層と
コミュニケーションに
消極的な層と二極化

NB002


現在55歳以上の1965年(昭和40年)以前に生まれたシニア層と呼ばれる全国の男女を対象にしたインターネット調査結果から、「一人暮らしのシニア」と「同居人がいるシニア」で大きく差異があったデータをご紹介いたします。


“独居”シニアは株式配当収入が多い

収入源について、一人暮らし層の「株式配当」は16.8%と、同居層の10.8%と比べて約1.5倍である。

収入源_一人暮らし、同居人あり別

N=1人暮らし:256、同居人あり:1,276/複数回答

 


“独居”も”同居”も貯蓄2,000万円は18%

貯蓄高について、1,000万円未満の構成比を比較すると一人暮し層は43.8%であるのに対し、同居層は33.9%と約10ポイント少ない。

また、貯蓄額2,000万円以上の一人暮らし層は18.0%、同居層は18.2%とほぼ同数であった。

貯蓄高3

N=1人暮らし:256、同居人あり:1,276

 


“独居”シニアはコミュニケーション相手が多岐

一人暮らし層は「配偶者・パートナー」を除くほとんどの項目において同居層よりもコミュニケーションを取っている割合が高い。
一方で、一人暮らし層は「誰ともコミュニケーションを取っていない」が15.2%と同居層の1.8%に比べて約8倍と高い。

コミュニケーション相手_一人暮らし、同居人あり別

N=1人暮らし:256、同居人あり:1,276

 


“独居”シニアはコミュニケーションに消極的

将来コミュニケーションを増やしたい相手について、一人暮らし層は「兄弟姉妹」や「共通の趣味の友人」、「同級生などの古くからの友人」、「新たな知人・友人」などの割合が同居層よりも高く、同居層が多く占める「配偶者・パートナー」や「お子様」などと比べて対象相手が多岐に渡る。

一方で、一人暮らし層は「特に誰ともコミュニケーションを増やそうとは思っていない」が46.5%と同居層の29.1%に比べて約1.5倍と高い。

N=1人暮らし:256、同居人あり:1,276

N=1人暮らし:256、同居人あり:1,276

 


調査概要

  • 調査方法 : インターネットリサーチ
  • 調査地域 : 全国 
  • 調査期間 : 2020年3月10日~3月17日
  • 調査対象 : 55歳以上の男女 ※居宅介護を受けている方・施設介護を受けている方については介護者による代理回答
  • サンプル数 : 1,532サンプル
男女比_都市区分

都市部:東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・愛知県・大阪府、非都市部:その他都道府県


 その他調査結果

 


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future

余生を過ごしたい場所

余生を過ごしたい場所は「現在の自宅」を望む人が66%、「特に余生を過ごしたいと思っている場所はない」が17%、「”国内”で自分の気に入った場所へ転居」が6%となっている。


余生を過ごしたいと思っている場所


最期を迎えたい場所

自身の最期を迎えたいと思っている場所は「現在の自宅」を望む人が57%を占めているが、男性の62%に対して、女性は52%にとどまり差異が大きい。

最後を迎えたいと思っている場所


将来不安に思っていること

将来や余生について不安なこととして、「健康・病気」58%、「医療費・介護費用」29%、「生活費」27%となっている。

将来不安に思っていること


終活の計画・実施

終活について「計画していない」が47%、「考えていることはあるが、しっかり計画はできていない」が27%で合計7割以上の人が終活(計画)が出来ていない現状。

終活の計画・実施状況


健康維持のための取り組み

相対的に健康維持として何かしら行っている人は74%で、男性71%に対し女性が76%と高くなっている。

健康維持のための取り組み実施率

特に女性は「食事への配慮(食事制限や栄養管理など)」54%、「体操(個人・複数)」25%「健康食品やサプリメントの摂取」23%と具体的取り組みであり、男性のそれと比べて顕著に高い。男性は「禁煙」「禁酒」などの節制による取り組みが顕著である。

健康維持のための取り組み


調査概要

  • 調査方法 : インターネットリサーチ
  • 調査地域 : 全国 
  • 調査期間 : 2020年3月10日~3月17日
  • 調査対象 : 55歳以上の男女 ※居宅介護を受けている方・施設介護を受けている方については介護者による代理回答
  • サンプル数 : 1,532サンプル
男女比_都市区分

都市部:東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・愛知県・大阪府、非都市部:その他都道府県


 その他調査結果

 


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hobby

現在の趣味

・趣味は「国内旅行」44%がトップ、次いで「映画鑑賞」34%、「パソコン」30%、「ウォーキング」29%、「音楽鑑賞」25%、「スポーツ観戦」25%、「読書」24%、「温泉旅行」23%、「日帰り旅行」20%、「園芸、盆栽、ガーデニング、家庭菜園」17%などが人気である反面、「趣味で行っていることはない」14%存在する。

・男性は「パソコン」39%、「ウォーキング」32%、「スポーツ観戦」33%と牽引しており、女性は「読書」27%、「日帰り旅行」21%、「園芸、盆栽、ガーデニング、家庭菜園」21%を牽引している。


趣味趣味_男女別


将来やってみたい趣味

将来「やってみたい趣味はない」人が44%存在するものの、「国内旅行」12%、「温泉旅行」9%、「海外旅行(先進国)」9%、「豪華客船、豪華列車の旅」7%、「世界遺産巡り」7%などが人気である。

将来やってみたい趣味


趣味に費やすお金

趣味に費やすお金のボリュームゾーンは「10,000~14,999円/月」。

趣味に費やすお金


趣味に費やす時間

趣味に費やす時間のボリュームゾーンは「~5時間」25%である。

趣味に費やす時間


調査概要

  • 調査方法 : インターネットリサーチ
  • 調査地域 : 全国 
  • 調査期間 : 2020年3月10日~3月17日
  • 調査対象 : 55歳以上の男女 ※居宅介護を受けている方・施設介護を受けている方については介護者による代理回答
  • サンプル数 : 1,532サンプル
男女比_都市区分

都市部:東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・愛知県・大阪府、非都市部:その他都道府県


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communication

コミュニケーション相手

・普段最もコミュニケーションを取っている相手は「配偶者・パートナー」が56%とトップで、「子ども」16%、「友人」6%と身近な人が多い。

・男性は最もコミュニケーションを「配偶者・パートナー」ととっていると回答した人が64%と多いが、女性では48%と差異があり、「お子様」24%や「友人」6%は男性のそれに比べて多い。


普段最もコミュニケーションをとっている相手


コミュニケーションを増やしたい相手

今後もっとコミュニケーションを増やしたい相手として男性が「お子様」33%、「配偶者・パートナー」32%に対し、女性は「お子様」35%、「友人」34%であり、「配偶者・パートナー」は20%と男性との差異が大きく、「孫」19%や「兄弟姉妹」15%へも目が向いている。

コミュニケーションを増やしたい相手

 

 


コミュニケーション手段

主なコミュニケーション手段は「直接会って話をする」91%、「LINE」19%、「ガラケー・スマホでの音声通話」が17%である。

最もコミュニケーションをとっている相手との交流手段


情報発信手段

情報発信を行っている人は全体の70%、発信手段は「直接の会話」が58%、「電話」24%、「メール」23%、そして「LINE」17%である。それら全ての手段において男性よりも女性の方が利用率が高く、女性の方が発信力が高い(73%)。

第三者への体験や商品などの情報発信手段


コミュニティ参加率

なにかしらのコミュニティへの参加率は全体で46%である。男性が42%に対して女性が49%と高い傾向にある。

コミュニティへの参加率


参加コミュニティ

参加コミュニティについて、「友人・知人との食事会・飲み会」(差異7%)・「カルチャー教室スクール(有料)」(差異5%)への参加率に差異が見られ、女性の方がコミュニティ参加に積極的である。参加コミュニティ


コミュニティに費やすお金

コミュニティに費やすお金のボリュームゾーンは「5,000~9,999円/月」21%。

1ヶ月あたりのコミュニティに費やす平均金額


コミュニティに費やす時間

コミュニティに費やす時間のボリュームゾーンは「2-3時間/月」21%である。1ヶ月あたりのコミュニティに費やす平均時間


コミュニティへの同伴者

コミュニティには「自分ひとりでの参加」が49%を占め、次いで「友人」と参加が28%、「配偶者・パートナー」と参加が16%と続くが、女性においては「配偶者・パートナー」13%より「ご近所の方」15%との参加率の方が高い。

コミュニティへの同伴者2

 


調査概要

  • 調査方法 : インターネットリサーチ
  • 調査地域 : 全国 
  • 調査期間 : 2020年3月10日~3月17日
  • 調査対象 : 55歳以上の男女 ※居宅介護を受けている方・施設介護を受けている方については介護者による代理回答
  • サンプル数 : 1,532サンプル
男女比_都市区分

都市部:東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・愛知県・大阪府、非都市部:その他都道府県


 その他調査結果

 


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media

メディア別接触率

・メディアへの接触率は「テレビ(地上波)」93%、「ネットのニュース」65%、「新聞(紙版)」62%、「テレビ(BS/CS)」56%、「新聞の折り込みチラシ」48%、「地域の広報誌」44%、「ラジオ」43%、「ネットの動画サイト」42%となっている。

・相対的に各メディアへの接触率は男性の方が高く、「ラジオ」「テレビ(BS・CS)」「新聞(電子版/紙版)」「ネットの動画サイト」は男性が顕著に高く、「フリーペーパー」は女性が高い。


メディア_メディア接触率_男女別


テレビ(地上波)

媒体接触率が93%でもっともの高い「テレビ(地上波)」におけるコア接触時間は「2-3時間未満/日」で、男性よりも女性の方が接触時間が長い傾向にある。


メディア_テレビ(地上波)視聴時間

よく見る番組ジャンルは、「ニュース・天気予報」86%、「国内ドラマ」48%、「トークバラエティ・お笑い・コメディ」34%、「スポーツ中継」34%、「旅」32%、「ドキュメンタリー」29%が多く、男性は「スポーツ中継」「洋画」を、女性は「国内ドラマ」「トークバラエティ・お笑い・コメディ」「健康・医療」「クイズ番組」「グルメ・料理」番組をよく視聴している。

メディア_テレビ(地上波)番組ジャンル


ネットニュース

媒体への接触率が65%の「ネットのニュース」においては「30分未満/日」の接触時間が37%と最も多い。

メディア_ネットニュース視聴時間

よく見るサイト・アプリについては「ニュース」67%、「天気予報」62%、「地図・乗り換え・カーナビゲーション」35%、「通販」35%、「YouTube」30%、「料理レシピ」21%である。

メディア_よく見るサイト・アプリ

 


新聞

媒体接触率62%の「新聞(紙版)」のコア接触時間は「30分未満/日」で、男性の方が接触時間が長い傾向にある。

メディア_新聞(紙版)閲読時間

また、よく読む誌名は紙版で「読売新聞」17%、「朝日新聞」16%、「その他」13%、「日経新聞」6%、「毎日新聞」5%、「中日新聞」5%となっており、電子版では「日経新聞」5%、「朝日新聞」4%、「読売新聞」3%となっている。

メディア_新聞(紙版)閲読紙


テレビ(BS・CS)

媒体接触率56%の「テレビ(BS/CS)」のコア接触時間は「30分~1時間未満/日」である。

メディア_テレビ(BS・CS)視聴時間

 

よく見る番組ジャンルは「ニュース・天気予報」22%、「スポーツ中継」18%、「洋画」17%、「国内ドラマ」17%、「海外ドラマ」16%が見られている。

メディア_テレビ(BS・CS)視聴番組ジャンル


メディア別接触時間

各媒体への接触者のうち(「全く見ない/読まない」を除く。)、テレビ(地上波)・テレビ(BS・CS放送)以外の媒体は全て、最も接触時間が多いのは「30分未満/日」である。

無題


調査概要

  • 調査方法 : インターネットリサーチ
  • 調査地域 : 全国 
  • 調査期間 : 2020年3月10日~3月17日
  • 調査対象 : 55歳以上の男女 ※居宅介護を受けている方・施設介護を受けている方については介護者による代理回答
  • サンプル数 : 1,532サンプル
男女比_都市区分

都市部:東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・愛知県・大阪府、非都市部:その他都道府県


 その他調査結果

 


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IT

デバイス別利用率

現段階でのデバイス「利用率」は、PC 77%、スマホ64%、ガラケー24%、タブレット端末22%、携帯用ラジオ20%となっており、「これから使おうと思っている/購入予定である(利用意欲)」では、スマホ10%、タブレット端末8%、スマートウォッチ6%で、全てにおいて、女性よりも男性の方が「利用率」と「利用意欲」が高い傾向にある。

IT_デバイス別利用率
IT_デバイス別利用意向


よく使用するIT機器・機能・サービス

よく使用する機器・機能・サービスは「PC」74%・「Eメール」52%・「Yahoo!JAPAN」48%である。※

パソコンはMac(2%)ではなくWindows(41%)、スマホはiPhone(17%)よりAndroid(34%)、検索サービスはGoogle(30%)よりYahoo!JAPAN(48%)、SNSはFacebook(13%)・Twitter(10%)ではなく、LINE(37%)である。

IT機器・機能・サービスの使用は全体的に男性の使用率が顕著に高いが、「LINE」の使用率は女性が高く「instagram」「iPhone」においてもわずかながら高い傾向が見られる。


IT_よく使用するIT機器・機能・サービス


インターネット通販

インターネット通販の利用経験は約80%で「月に1回程度利用する」(21%)、「月に複数回利用している」人は27%である。

IT_インターネット通販の利用率と利用頻度


インターネット通販での購入品

ネット通販での購入アイテムは「食料品」49%、「家電」38%、「衣料品」37%、「趣味のもの」29%、「書籍」28%となっている。

IT_インターネット通販の購入品

男性は「趣味のもの」39%が、女性は「美容・コスメ」36%と各々高いことが顕著である

IT_インターネット通販の購入品_男女別


 調査概要

  • 調査方法 : インターネットリサーチ
  • 調査地域 : 全国 
  • 調査期間 : 2020年3月10日~3月17日
  • 調査対象 : 55歳以上の男女 ※居宅介護を受けている方・施設介護を受けている方については介護者による代理回答
  • サンプル数 : 1,532サンプル
男女比_都市区分

都市部:東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・愛知県・大阪府、非都市部:その他都道府県


 その他調査結果

 


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house work life

健康状態

特に疾患・持病等はなく通院の必要がない『健康シニア族』は全体で45%おり、「日常生活に支障がない程度の疾患・持病がある」程度の方を含めれば全体の74%が健康体である。『健康シニア族』は男性39%に対し女性が51%で牽引している。


住居・仕事・生活_自身の健康状態1

住居・仕事・生活_自身の健康状態2.6

※居宅/施設介護している方を除く

 


住宅形態

住まいは自己保有率が全体の83%で、非都市部での「持ち家(戸建て)」が72%と都市部の54%より高く、反対に都市部は「分譲マンション」が28%と非都市部の13%より高くなっている。


住居・仕事・生活_現在住んでいる住宅形態1.55


同居家族

全体で「配偶者」や「お子様」など誰かと同居しているのは77%で、「独居」が17%、「病院や施設に一人で入所している」方が6%となっている。特に「独居」のうち約6割(58%)が女性である。

住居・仕事・生活_同居家族1

住居・仕事・生活_独居比率


ペット飼育

何らかのペットを飼育しているのは全体で25%であり、都市部より非都市部の方が飼われている。また、種別では「猫」10%、「犬」9%、「鑑賞魚」5%となっている。

住居・仕事・生活_飼育しているペット


就業形態

65歳以上の最も多い就業形態は「アルバイト」7%であり、次いで「自営」5%、「嘱託・契約社員」5%弱である。男性においては「自営」8%、「嘱託・契約社員」7%、「アルバイト」7%弱で、「フルタイム正社員」が6%弱となっている。

女性では「アルバイト」7%、「正社員パート」5%、「自営」3%となっている。

住居・仕事・生活_65歳以上の就業形態_全体・男女別


収入源

・全体の69%が「年金」を収入源としており、「役員報酬・給与収入」23%、「株式配当」12%と続く。

・収入源としては「収入がない」女性が15%に対し、男性は8%であり、年金とともに株式配当・不動産収入など複数の収入源を持っているのは男性の方が多いと推察される。

住居・仕事・生活_収入源

住居・仕事・生活_収入源_男女別3


貯蓄

貯蓄額2,000万円以上は全体の30%で、都市部は34%で非都市部の25%より高い。また、貯蓄額100万円未満の割合も都市部20%に対し非都市部で25%となっており都市部の方が高い傾向が見られる。※(有効回答数N=941)

住居・仕事・生活_貯蓄


生活費

25万円未満/月で生活している割合は77%で、そのうち生活費が10~15万円未満が20%と最も高い。15万円未満で生活する比率は都市部38%に比べ非都市部48%であり都市部の方が生活費が高い状況である。

住居・仕事・生活_生活費


生活必需品の購入者

生活必需品の購入者は「自分自身」か「配偶者・パートナー」で約9割(88%)であるが、このうち8割以上(81%)が女性が購入している。(つまり男性は奥さん任せ、女性は自身での購買行動が中心である。)

住居・仕事・生活_生活必需品購入者


生活必需品の購入場所

生活必需品の主な購入場所は「スーパーマーケット」が7割以上(73%)を占め、以下「大型ショッピングセンター」10%、生協4%となっている。非都市部では「生協」よりも「ドラッグストア」5%と高い傾向が見られる。※

 

住居・仕事・生活_生活必需品購入場所


キャッシュレス決済の利用状況

キャッシュレス決済の普及率は83%で完全に浸透している。この内、コロナの影響で4%程度、新たに使用するようになった。

※調査方法:インターネットリサーチ/調査期間:2020年5月下旬/調査対象:55歳~87歳の介護サポートなどを必要としない健康な高齢者/サンプル数:666サンプル(男性:337サンプル/女性:329サンプル)

住居・仕事・生活_キャッシュレス決済利用状況

・使用しているキャッシュレス決済デバイスは「クレジットカード」90%、「流通系ICカード」34%、「交通系ICカード」34%、「QRコード決済」31%となっている。このうち「クレジットカード」は女性が多く、「流通系ICカード」「スマホ決済」は男性が多く使用している。

・「交通系ICカード」は都市部で浸透し、「プリペイドカード」「スマホ決済」は非都市部で浸透している。

住居・仕事・生活_キャッシュレス決済種類

 

住居・仕事・生活_キャッシュレス決済種類_男女別

 

住居・仕事・生活_キャッシュレス決済種類_都市区分別

 


調査概要

  • 調査方法 : インターネットリサーチ
  • 調査地域 : 全国 
  • 調査期間 : 2020年3月10日~3月17日
  • 調査対象 : 55歳以上の男女 ※居宅介護を受けている方・施設介護を受けている方については介護者による代理回答
  • サンプル数 : 1,532サンプル
男女比_都市区分

都市部:東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県・愛知県・大阪府、非都市部:その他都道府県


 その他調査結果

 


 

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シニアの好きな著名人、
接触メディア、サイト・アプリなど
シニアにまつわるランキングを発表!!

現在55歳以上の1965年(昭和40年)以前に生まれたシニア層と呼ばれる全国の男女を対象にしたインターネット調査を実施し、シニア層の実態を数字で検証しました。シニアの好きな著名人、接触メディアなどを「ランキング」形式でご紹介します。

 

シニアの好きな芸能人は、1位「嵐」、2位「明石家さんま」、3位「タモリ」

男女ともに「嵐」「明石家さんま」の好感度が高い。トップ10のうち半数をお笑い芸人が占め、人気急上昇中の東北出身「サンドウィッチマン」が4位とシニアにも人気。また、往年の人気女優である「吉永小百合」、そのポストと言える「綾瀬はるか」。また若手人気俳優「佐藤健」も上位にランクイン。俳優はシニア層に人気のNHKドラマへの出演が人気獲得の鍵かもしれない。スポーツ選手では唯一「羽生結弦」がランクインした。

好きな著名人ランキング

シニアライフ総研®2020年3月下旬調査実施結果より 回答形式:FA

 

 

シニア世代もインターネットが浸透しつつあり、ネットニュースの接触率が新聞(紙版)を超える

インターネット及びスマートフォンの浸透により、近年の若者のテレビ離れについて言及されることが多いが、シニアの9割以上がテレビを見ていると回答している。しかし、ネットのニュースが65%で2位に入り、新聞(紙版)よりも上位となった。ネットの動画サイトも42%で8位、SNSは33%で9位にランクインしており、シニアにもインターネットは浸透しつつある。

メディア接触率ランキング

シニアライフ総研®2020年3月下旬調査実施結果より

 

テレビ番組の人気は、シニア男性『スポーツ中継』、女性『国内ドラマ』

男性は「スポーツ中継」「洋画」、女性はドラマや娯楽系番組が好きなうえ、「健康・医療」「グルメ・料理」番組もよく見ている。

テレビ(地上波)視聴ジャンルランキング

シニアライフ総研®2020年3月下旬調査実施結果より

 

 

シニアが最も活用しているサイト・アプリ人気No.1は『ニュース』

1位は「ニュース」、2位は「天気予報」と、日々の生活に密着した情報を入手する手段として、6割以上のシニアがサイトやアプリを積極的に活用している。また、3位には「通販」がランクインしており、リアル店舗のあり方やサービスなど、今後はニーズに合わせていかなければならなさそうだ。 

よく見るサイト・アプリランキング

シニアライフ総研®2020年3月下旬調査実施結果より

 

 

シニア男性は『家電・趣味系』、シニア女性は『健康・美容系』でインターネット通販を牽引

インターネット通販経験者の約半数は「食料品」を購入しており、「家電」「趣味のもの」は男性が、「衣料品」「健康関連用品」「美容・コスメ」は女性が牽引している。

ネット通販で買っているものランキング

シニアライフ総研®2020年3月下旬調査実施結果より

 

 

シニアが健康維持のために実践していることNo.1は『食事』

健康維持のために食事・運動・節制と意識が高いことがうかがえ、特に女性は体操やフィットネスなどのアクティブ系の対策に積極的である。

健康維持するために行っていることランキング

シニアライフ総研®2020年3月下旬調査実施結果より

 

 

シニアが将来やってみたい趣味のキーワードは『旅』

健康維持のために食事・運動・節制と意識が高いことがうかがえ、特に女性は体操やフィットネスなどのアクティブ系の対策に積極的である。

将来やってみたい趣味ランキング

シニアライフ総研®2020年3月下旬調査実施結果より

 

 

シニアの趣味、トップは男女ともに『国内旅行』

「国内旅行」「映画鑑賞」「音楽鑑賞」「ウォーキング」は男女共通して人気。男性は「パソコン」「スポーツ観戦」が、女性は「読書」「園芸、盆栽、ガーデニング、家庭菜園」が高い傾向が見られる。

現在の趣味ランキング

シニアライフ総研®2020年3月下旬調査実施結果より

 

 

『町内会』はシニアの定番参加コミュニティ

「友人・知人との食事会(飲み会)」「町内会」「同じ趣味を通じたコミュニティ」「ボランティア活動」に積極的に参加している。男性よりも女性の方がコミュニティへの参加率が高く積極的である。

参加コミュニティランキング

シニアライフ総研®2020年3月下旬調査実施結果より

 

 

\シニアライフ総研®オリジナル調査結果から検証!/

↓ シニアにまつわる「ウソとホント」第1回&第2回はこちら ↓


第1回ライフスタイル編
第2回経済事情&IT活用編 


シニア層の日常生活における新型コロナウイルス感染症拡大の影響を把握するため、55歳以上の高齢者約670人を対象にインターネット調査を行いました。全体の傾向分析に加え、シニアライフ総研独自カテゴライズであるシニア6区分のうち、介護を受けている層を除く「現役層」「引退層」「アラ70/アクティブ層」「アラ70/マイペース層」4区分別の分析結果をご紹介しています。

 

コロナ禍シニアの行動変化調査

 

その他オリジナル調査結果

 


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シニアは現金決済派!?
老後資金2,000万円の準備万全!?
ネット通販を利用しない!?
ITに弱い!?広告宣伝はアナログ媒体!?

ウソ?ホント?

現在55歳以上の1965年(昭和40年)以前に生まれたシニア層と呼ばれる全国の男女を対象にしたインターネット調査を実施し、シニア層の実態を数字で検証しました。都市伝説的に表されるシニア像を「ウソとホント」形式でご紹介いたします。

 

シニアは「キャッシュレス決済」についていけてない!?

ウソ

キャッシュレス決済の普及率は82%で完全に浸透している。コロナ禍の影響で3%程度、新たに使用するようにもなった。因みに、使用されているキャッシュレス決済デバイスは「クレジットカード」90%、「流通系ICカード」34%、「交通系ICカード」34%、「QRコード決済」31%となっている。

 

 

キャッシュレス決済利用率

シニアライフ総研®2020年5月下旬実施調査より N=666(居宅や施設で介護を受けている方を除く)

利用しているキャッシュレス決済の種類

シニアライフ総研®2020年3月中旬実施調査より N=550(キャッシュレス決済利用者のみを対象)

 

シニアは「老後資金2,000万円」の準備万全!?

ウソ

金融庁のレポートで年金以外に2千万円の貯蓄が必要だといわれたことで物議をかもしたが、現時点での貯蓄高で2千万円に満たない人は68%おり、そのうち百万円未満の貯金額の人は全体の19%であった。反対に5千万円以上の貯金がある人は11%であった。「お金持ち」の定義によるが、いずれにしても将来を加味して贅沢三昧に生活できるシニア層は限られると思われる。

 

 

シニア層の貯蓄額分布

シニアライフ総研®2020年3月中旬実施調査より N=560(65歳以上のみを対象。居宅や施設で介護を受けている方を除く)

 

ニアは「ネット通販」を利用しない!?

ウソ

インターネット通販の利用経験は80%で「月に1回程度利用する」21%、「月に複数回利用している」人は27%である。購入アイテムは「食料品」49%、「家電」38%、「衣料品」37%、「趣味のもの」29%、「書籍」28%となっている。男性は「趣味のもの」3%が、女性は「美容・コスメ」36%と各々高いことが顕著である。

 

 

インターネット通販利用率

シニアライフ総研®2020年3月中旬実施調査より N=1,532

インターネット通販の購入品

シニアライフ総研®2020年3月中旬実施調査より N=1,276(インターネット通販利用者のみ対象)

 

シニアはアナログで「IT」に弱い!?

ウソ

よく使用するIT機器・機能・サービスを調べたところ、「パソコン」は74%が使用しており、「Eメール」52%、「Yahoo!JAPAN」48%でシニアの中でもIT技術は生活に密着したものとなっている。パソコン・スマホ・タブレット端末の利用も進んでおり、パソコンOSは「Windows」(41%)、スマホOSは「Android」(34%)、検索サービスは「Yahoo!JAPAN」(48%)が好まれ、SNSにおいては「LINE」(37%)の利用率が高い。

 

シニア層のIT利用率

シニアライフ総研®2020年3月中旬実施調査より N=1,532

 

シニア向けの広告宣伝はやはり「アナログ媒体」!?

ウソ

シニアのメディア接触率は「テレビ(地上波)」が93%で圧倒的に高いが、「ネットのニュース」65%や「ネットの動画サイト」42%も存在感を増している。また、相対的に各メディアへの接触率は男性の方が高いが、「フリーペーパー」をはじめ、「地域の広報誌」「企業のダイレクトメール(DM)」「会員誌・会報誌」などのアナログメディアは男性よりも女性の方が接触率が高い傾向。但し「ネットのニュース」「ネットの書き込み・口コミ」においては女性の方が僅かに高い接触傾向がうかがえる。

 

メディア接触率

シニアライフ総研®2020年3月中旬実施調査より N=1,532

 

 

↓ 第1回シニアにまつわる「ウソとホント」記事はこちら ↓

ウソ?ホント?_カテゴリページ用バナー

 


 

シニア層の日常生活における新型コロナウイルス感染症拡大の影響を把握するため、55歳以上の高齢者約670人を対象にインターネット調査を行いました。全体の傾向分析に加え、シニアライフ総研独自カテゴライズであるシニア6区分のうち、介護を受けている層を除く「現役層」「引退層」「アラ70/アクティブ層」「アラ70/マイペース層」4区分別の分析結果をご紹介しています。

 

コロナ禍シニアの行動変化調査

その他オリジナル調査結果


 

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シニア夫婦間で温度差!?
シニアは病院通いが多い!?
自宅にこもりがち!?終活は当たり前!?
女性の平均寿命が長いのは必然!?

ウソ?ホント?

 

現在55歳以上の1965年(昭和40年)以前に生まれたシニア層と呼ばれる全国の男女を対象にしたインターネット調査を実施し、シニア層の実態を数字で検証しました。都市伝説的に表されるシニア像を「ウソとホント」形式でご紹介いたします。

 

夫婦間に温度差!?シニア男性は妻に片思い!?

ホント2シニア男性が最もコミュニケーションをとっているのは「配偶者・パートナー」で64%となっている。女性のそれは48%と差異はあるが「お子様」24%や「友人」6%で男性のそれに比べて多い。つまり対象者が多いというのが実情。

しかし、今後もっとコミュニケーションを増やしたい相手として、男性は「お子様」33%、「配偶者・パートナー」32%に対し、女性は「お子様」35%、「友人」34%であり、「配偶者・パートナー」は20%と男性との差異は大きく、「お孫様」19%や「兄弟姉妹」15%へも目が向いていることも事実。男性はこの現実を真摯に受けておくことは必要。

 

男女別コミュニケーション相手分布

シニアライフ総研®2020年3月中旬実施調査より N=1,532

男女別コミュニケーションを増やしたい相手分布

シニアライフ総研®2020年3月中旬実施調査より N=1,532

 

シニアは「病院通いが多い」!?

ウソ

特に疾患・持病等はなく通院の必要がない『健康シニア族』は全体で45%おり、「日常生活に支障がない程度の疾患・持病がある」程度の方を含めれば全体の74%が健康体である。『健康シニア族』は男性39%に対し女性が51%で牽引している。

 

 

 

男女別健康状態分布

シニアライフ総研®2020年3月中旬実施調査より N=1,332(居宅や施設で介護を受けている方を除く)

 

シニアは「自宅にこもりがち」!?

ウソ

「国内旅行」44%、「温泉旅行」23%、「日帰り旅行」20%などトラベル系のアウトドアな趣味が人気。「映画鑑賞」「パソコン」「ウォーキング」「音楽鑑賞」「スポーツ観戦」「読書」「園芸、盆栽、ガーデニング、家庭菜園」などにも人気が多岐に渡りインドア派とは言い切れないと思われるが、トラベル系以外は比較的ひとりで完結する趣味が多いのも特徴。

 

 

シニア層の趣味上位10位

シニアライフ総研®2020年3月中旬実施調査より N=1,532

 

シニアにとって今や「終活」は当たり前!?

ウソ

ここ数年「終活」というキーワードを耳にする機会が増えたが、果たして当事者であるシニアは意識的に取り組んでいるのか見てみると、「終活」が出来ている人(「計画通りに実行中」、「計画済み、まだ実行していない」、「計画したが、実行できなくなった」の合計)は僅か21%であり、全く「計画していない」人となると47%と約半数にものぼるのが現状。ちなみに、「将来や余生で特に不安に思っていること」として「健康・病気」58%、「医療費・介護費用」29%、「生活費」27%が特に高く、もしもの時の備え方や計画などを家族も含めて決めておくことは重要に思えるが「終活」を実現できている人はまだまだ多くはない。

 

シニア層の終活状況分布

シニアライフ総研®2020年3月中旬実施調査より N=1,532

将来や余生についての不安分布

シニアライフ総研®2020年3月中旬実施調査より N=1,532

 

女性の平均寿命が長いのは必然!?

ホント2

平均寿命が延びているのは医療技術の進歩のお陰であることは間違いないが、健康維持のために「食事への配慮(食事制限や栄養管理など)」48%、「散歩・ウォーキング」33%を中心に何かしら取り組んでいる人が7割以上いることも大きな要素である。特に平均寿命の長い女性の方は「食事への配慮」54%、「体操」25%、「健康食品やサプリメントの摂取」23%など具体的な取り組みを男性よりも実施していることも大きな要因である。

 

男女別健康維持のため行っていること分布

シニアライフ総研®2020年3月中旬実施調査より N=1,532

 

 

↓ 第2回シニアにまつわる「ウソとホント」記事はこちら ↓

ウソ?ホント?_カテゴリページ用バナー2回目


 

シニア層の日常生活における新型コロナウイルス感染症拡大の影響を把握するため、55歳以上の高齢者約670人を対象にインターネット調査を行いました。全体の傾向分析に加え、シニアライフ総研独自カテゴライズであるシニア6区分のうち、介護を受けている層を除く「現役層」「引退層」「アラ70/アクティブ層」「アラ70/マイペース層」4区分別の分析結果をご紹介しています。

コロナ禍シニアの行動変化調査

 

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2020/6/16

「新しい生活様式」の浸透はシニア女性の
意識変容が下支えになる!95%のシニアが
「意識や行動」に変化!女性が最も
新型コロナウイルスの影響を受けていた!!

NC041

シニアライフ総研®では、シニア層の日常生活における新型コロナウイルス感染症拡大の影響を把握するため、55歳以上の高齢者約670人を対象にインターネット調査を行いました。

【調査概要】

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2020年5月下旬
  • 対象エリア:日本全国
  • 対象者:介護サポートなどを必要としない健康な高齢者(年齢55~87歳)
  • 有効回答数:666名(男性:337名/女性:329名)

 


【調査結果①】男女別 比較結果

1. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「意識や行動」について変化があったもの (複数回答)

「意識や行動」について変化があったもの


新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、シニア層の95%が「意識や行動」について変化があったものとして、中でも「外出時にマスクの装着を欠かさなくなった」83%、「手洗い・うがいなどを、こまめにするようになった」82%、「外出をほとんどしなくなった」が48%、「室内換気をこまめにするようになった」42%、「運動不足を感じるようになった」38%と続く。

これらは全て男性よりも女性が数値を大きく押し上げていることから、コロナ感染の流行はシニア層の女性が非常に敏感に反応したことがうかがえる。

男性で特徴的なのは、「自宅でお酒を飲むことが増えた」が10%と女性の2倍となっており、毎日の過ごし方に変化があったと思われる。

 

2. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「時間が増えたもの」(複数回答)

コロナ禍で時間が増えたもの

 

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、シニア層の75%に自身が行う「時間が増えたもの」があり、挙げられたのは「TVの視聴時間」49%、「PCによるインターネットの利用時間」43%、「スマホなどのモバイル端末によるインターネットの利用時間」が20%、「YouTubeの視聴時間」16%とシニア層にもテレビと共にインターネットが確実に浸透していることが分かる。

これらの傾向もこのコロナ禍では特に女性が牽引しており、さらに「料理の時間が増えた」23%と、家事にも時間を費やしたと回答している。

 

3. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「新たに生活に取り入れたこと・やってみたこと」 (複数回答)

コロナ禍で新たに生活に取り入れたこと

 

女性の4人に1人が「室内での健康維持・増進策(体操や筋トレなど)」を新たに取り組んだと回答しており、今後についても「筋トレやストレッチ、ヨガなどは自宅で動画を活用しようと思う」15%(5参照)と、それぞれ男性回答を上回っており、女性の方が健康への意識が高い傾向にある。

 

4. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、自身を含む家族の「買い物」について変化があったもの(複数回答)

コロナ禍で「買い物」について変化があったもの

 

買い物に関しては、「購入頻度が減り、1回あたりの購入量・金額が増えた」と答えた女性は56%にのぼり、「通販を利用」15%、「食事のテイクアウト」13%、「ネットスーパー利用」8%など、男性のそれらに比べて積極的に利用したことがうかがえる。

今後、女性の14%は終息後も通販を利用予定と答えており、今後の買い物形態も変化するかもしれない。

 

5. 厚生労働省から発表された「新しい生活様式」を受けて、今後の生活様式について変える予定のもの(複数回答)

「新しい生活様式」を受けて今後の生活様式について変える予定のもの

コロナを想定した「新しい生活様式」について女性は「3密(密集・密接・密閉)」を意識的に回避」78%、「こまめな手洗い・うがいの実施」78%、「外出時、屋内にいるときや会話をする時は症状がなくてもマスクを着用」60%、「こまめに室内換気」54%、「帰省や旅行は控えめにしようと思う」42%と、男性を含む全体のトップ5項目すべてで14~26ポイント以上高く、「新しい生活様式」への意識もかなり高い実態が浮き彫りとなった。

 


【調査結果②】シニアライフ総研®オリジナルシニア6区分 比較結果

シニアライフ総研®では「シニア」を年齢軸で55歳以上と定義し、年齢軸の他に就業状況、身体状態、普段利用しているデジタルデバイスやインターネットの利用頻度、趣味やコミュニティ参加などの回答を得点化し、シニアライフ総研®独自の視点で6つの分類にシニア世代を大別しています。

>>>シニアの定義・カテゴライズについてはこちら
>>>6区分・各カテゴリの特徴についてはこちら

この6区分のうち、介護を受けている層を除く「現役層」「引退層」「アラ70/アクティブ層」「アラ70/マイペース層」別に見た調査結果をご紹介します。

シニア4区分

 

1. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「意識や行動」について変化があったもの (複数回答) 

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「意識や行動」について変化があったもの(4区分)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響による「意識や行動」の変化について、すべての層において女性のほうが男性よりも「変化した」と答えている。

その中で、「変化しなかった」と答えた割合は、男女ともにアラ70マイペース層が最も多い結果となった。全層であてはまる回答者数が最も多い、「マスクの装着」、「手洗い・うがい」の2項目についても、主に女性のほうが男性より割合が高いが、男性の中でもアラ70アクティブ層は「手洗い・うがい」について全カテゴリーの女性と同程度の意識の高さとなっている。

また「室内喚起をこまめにするようになった」に関しては、アラ70アクティブ層男性は40%と引退層の女性とほぼ同じ割合であり、男性のうちアラ70アクティブ層は衛生面への意識変容がみられる層である。

 

2. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「収入・支出」について変化があったもの(複数回答)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「収入・支出」について変化があったもの(4区分)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響による「収入・支出」の変化は、「変化はなかった」と答える層が最も多い中、現役層の女性のみ「給与やアルバイト・パート等での収入が減った」と答えた割合が上回っている。現役層の男性についても、他層と比べて給与・収入が減ったと回答する割合が多くなっているが、その割合は現役層女性よりも10%低く、シニア層においても男性に比べて女性のほうが経済面での影響を強く受けたことが分かる。

他層で変化のあった点は、「食費が増えた」、「光熱費が増えた」と生活面での影響が見られる。「収入・支出」の変化についても、

他の層に比べてアラ70マイペース層は男女ともに「変化はなかった」と答えている割合が高く、その過半数があまり影響を受けていない結果となった。

 

3. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、自身を含む家族の「買い物」について変化があったもの(複数回答)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、自身を含む家族の「買い物」について変化があったもの(4区分)

買い物に関しても、やはり各層女性のほうが「変化した」と回答した割合が多い。

一方で、男性の中でも現役層の「食事のテイクアウト利用が増えた」17%や、アラ70アクティブ層男性の「買い物の頻度が減り、1回あたりの購入量・金額が増えた」56%などは、女性の回答数に近い割合で変化がみられている。

通販利用の増加および利用意欲については、アラ70アクティブ層が最も積極的で、また現役層男女、引退層男性、アラ70マイペース層の女性においても約1割がコロナ後も利用意欲があると答えている。

 

4. 緊急事態宣言発令に伴う自粛中に、自身を含む家族が「通販」で購入したもの(複数回答)

緊急事態宣言発令に伴う自粛中に、自身を含む家族が「通販」で購入したもの(4区分)

緊急事態宣言発令に伴う自粛中での通販利用への影響については、「意識・行動」や「買い物」の変化と同様に男性よりも女性への影響が強いとみられる。その中でも、通販での「食料品」購入については、アラ70アクティブ層女性が45%と他層の男女と比較して顕著に高くなっている。

現役層・引退層の女性については、約3割が「マスク」を購入しており、店舗における品薄が影響したのではないかと思われる。アラ70マイペース層は男女ともに他の層よりも通販利用の変化が小さい傾向にある。

 

5. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「新たに生活に取り入れたこと・やってみたこと」(複数回答)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「新たに生活に取り入れたこと・やってみたこと」(4区分)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、新たに生活に取り入れたこととして男性は半数以上が「取り入れたものはない」と回答している一方、女性はアラ70マイペース層を除いて過半数が「取り入れたものがある」と答えている。その中でも、アラ70アクティブ層の女性は約7割が「取り入れたものがある」と答えており、中でも、「室内での健康維持・増進策(体操や筋トレなど)」28%、「屋外での散歩・ランニング」24%と健康への意識が高まった傾向が見られた。

また「室内での健康維持・増進策(体操や筋トレなど)」に関しては、引退層女性が35%と他の層と比べて最も割合が高く、引退層女性の「屋内での健康維持」への意識の高さが見て取れる。

男性に関しては、アラ70アクティブ層男性は、同層女性よりは割合が低いものの、「室内での健康維持・増進策(体操や筋トレなど)」23%、「屋外での散歩・ランニング」20%と健康への意識が高い。

情報収集については、現役層女性と引退層男性が2割程度と、最も「取り入れたものがある」と答えたアラ70アクティブ層女性と同様の割合になっている。現役層女性と引退層男性は特に情報収集に敏感になった層であると考えられる。

 

 6. 新型コロナウイルス感染拡大の前後の「キャッシュレス決済」利用の変化(単一回答)

新型コロナウイルス感染拡大の前後の「キャッシュレス決済」利用の変化(4区分)

キャッシュレス決済の利用については、新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用を始めた層として、アラ70アクティブ/マイペース層それぞれ数こそ少ないものの3~6%の影響がみられた。

「以前から使用していた」のはアラ70マイペース層の男性を除き各層約8割またはそれ以上を占めており、シニア層のキャッシュレス決済利用率の高さが分かる。

一方で、アラ70マイペース層男性は「以前から利用していた」68%と他層よりも利用率が最も低く、さらに「これからも利用するつもりはない」23%と他層よりも最も高いことから、キャッシュレス決済の利用に最も消極的な層とみられる。

同様に今後も利用見込みがない層としては、次点に引退層女性15%、現役層男性・アラ70マイペース層女性13%と続いており、性別や年齢による傾向があまり見られないことも指摘できるだろう。

 

 


その他オリジナル調査結果


 

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2021/8/31

未就労シニアの12%は今後仕事につきたいと思っている

現在収入のある仕事をしていない人に、今後仕事につきたいか聞くと、「仕事につくつもりはない」が87.0%と9割近くを占めています。一方、「ぜひ仕事につきたい」は 1.2%で、「できれば仕事につきたい」11.0%を合わせると、12.2%が『仕事につきたい』となっています。

男女別で見てみると、大きな差は見られません。

 

今後仕事につきたいか(現在収入のある仕事をしていない人)

今後仕事につきたいか

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 

「介護や家事のため」仕事をしていない女性の割合は男性の約4倍

収入のある仕事につきたい人に、現在仕事をしていない理由を聞くと、「健康上の理由」が28.4%と「年齢制限で働くところが見つからないから」26.9%が2割台で多く、次いで「家族の介護や 家事のため」15.7%、「仕事の種類(職種)で合うところが見つからないから」14.2%、「勤務 場所・時間など条件が合うところが見つからないから」12.7%と続いています。

男女別で見てみると、女性は「家族の介護や家事のため」が26.2%と、男性5.8%に比べて非常に高くなっています。


現在仕事をしていない理由(仕事につきたい人)

現在仕事をしていない理由

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 

仕事につきたいシニアの約半数は「ハローワークに登録して探す」

今後収入のある仕事につきたい人に、仕事を探すときの方法を聞くと、「ハローワークに登録して探す」が47.0%で最も多く、次いで「知人・友人等の紹介」36.6%、「シルバー人材センターに登録」19.4%、「求人情報誌(紙情報)で探す」17.9%と続いています。
 

仕事を探すときの方法(仕事につきたい人)

仕事を探すときの方法

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 

シニアの仕事につくつもりはない理由No.1「体力的にきついから」

仕事につくつもりはない人に、その理由を聞くと、「体力的に働くのはきついから」が31.8%で最も多く、次いで「健康上の理由」が24.5%で、他の理由は1割未満となっています。

男女別で見てみると、女性は「家族の介護や家事のため」が10.4%と、男性3.4%に比べて高くなっています。

 

仕事につくつもりはない理由(仕事につくつもりはない人)

仕事につくつもりはない理由

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 


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2020/3/3
更新:2021/8/10

世界の高齢化は今後半世紀で急速に進展

平成27(2015)年の世界の総人口は73億7,980万人であり、令和42(2060)年には101億5,147万人になると見込まれています。

総人口に占める65歳以上の者の割合(高齢化率)は、昭和25(1950)年の5.1%から平成27(2015)年には8.2%に上昇していますが、さらに令和42(2060)年には17.8%にまで上昇するものと見込まれており、今後半世紀で高齢化が急速に進展することになります。地域別に高齢化率の今後の推計を見ると、これまで高齢化が進行してきた先進地域はもとより、開発途上地域においても、高齢化が急速に進展すると見込まれています。

 

世界人口の動向等

 

1950年
(昭和25年)

2015年
(平成27年)
2060年
(令和42年)
※中位推計
 総人口2,536,275千人7,383,009千人10,222,598千人
 65歳以上人口128,815千人611,897千人1,817,264千人
   先進地域62,744千人220,572千人357,701千人
   開発途上地域66,071千人391,325千人1,459,563千人
 65歳以上人口比率5.1%8.3%17.8%
   先進地域7.7%17.6%27.6%
   開発途上地域3.8%6.4%16.3%
 平均寿命(男性)45.51年68.55年76.72年
 同  (女性)48.50年73.11年81.09年
 合計特殊出生率4.962.522.14

資料:UN,World Population ProspectsThe 2017 Revision 
(注1)合計特殊出生率及び平均寿命は1950-1955年、2010-2015年、2060-2065年
(注2)先進地域とは、ヨーロッパ、北部アメリカ、日本、オーストラリア及びニュージーランドからなる地域をいう。開発途上地域とは、アフリカ、アジア(日本を除く)、中南米、メラネシア、ミクロネシア及びポリネシアからなる地域をいう。

 

日本は世界で最も高い高齢化率

先進諸国の高齢化率を比較して見ると、我が国は1980年代までは下位、90年代にはほぼ中位でしたが、平成17(2005)年には最も高い水準となり、今後も高水準を維持していくことが見込まれています。

 

 

世界の高齢化率の推移

出典: UN, World Population Prospects: The 2019 Revision、日本は、2015 年までは総務省「国勢調査」、2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29 年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果による。

出典: UN, World Population Prospects: The 2019 Revision、日本は、2015 年までは総務省「国勢調査」、2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29 年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果による。

  

 

 高齢化の速度について、高齢化率が7%を超えてからその倍の14%に達するまでの所要年数(倍加年数)によって比較すると、フランスが126年、スウェーデンが85年、アメリカが72年、比較的短い英国が46年、ドイツが40年に対し、我が国は、昭和45(1970)年に7%を超えると、その24年後の平成6(1994)年には14%に達しました。一方、アジア諸国に目を移すと、韓国が18年、シンガポールが17年など、今後、一部の国で、我が国を上回るスピードで高齢化が進むことが見込まれています。

 

主要国における高齢化率が7%から14%へ要した時間

主要国における高齢化率が7%から14%へ要した期間

出典:国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」(2018年)

 

出典:内閣府『令和2年版高齢社会白書』
 


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2021/8/3

仕事をしているシニアの8割は満足している

現在収入のある仕事をしている人に、仕事の満足度を聞くと、「満足している」が 50.9%で、「やや満足している」31.8%を合わせると、82.7%が『満足している(計)』。 一方、「不満がある」0.9%と「やや不満がある」5.7%を合わせると、6.6%が『不満があ る(計)』となっています。

 

仕事の満足度

仕事の満足度

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 

シニアの仕事をする理由No.1は「収入がほしいから」

現在収入のある仕事をしている人に、仕事をしている主な理由を聞くと、「収入がほしいから」が45.4%で最も多く、次いで「働くのは体によいから、老化を防ぐから」23.5%、「仕事そのものが面白いから、自分の知識・能力を生かせるから」21.9%と続いています。

男女別で見てみると、女性は「働くのは体によいから、老化を防ぐから」が28.4%と、男性19.8%に比べて 高くなっています。 

仕事をしている理由【男女別】

仕事をしている理由_男女別

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 

住居形態別で見てみると、「収入がほしいから」は、賃貸住宅60.0%と持家(住宅ローン返済中)55.4%で高く、持家(住宅ローン返済なし)40.2%で低い傾向にあります。持家(住宅ローン返済中)では、「働くのは体によいから、老化を防ぐから」が16.9%と低くなっています。賃貸住宅では、「仕事そのものが面白い から、自分の知識・能力を生かせるから」が10.9%と低くなっています。
 

仕事をしている理由【住居形態別】

仕事をしている理由_住居形態別

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 

働くシニアの約半数は「40代以前からの仕事を継続」

現在収入のある仕事をしている人に、今の仕事についた年齢を聞くと、「40代以前からの仕事を継続している」が50.3%と半数を占めており、次いで「60~64歳ころ」が16.8%と多くなっています。

 

今の仕事についた時期

今の仕事についた時期

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 

働くシニアの現在の仕事は「知人・友人等の紹介」が最も多い

現在収入のある仕事をしている人に、今の仕事を見つけた方法を聞くと、「知人・友人等の紹介」が28.1%で最も多く、次いで「自分で起業」が15.7%などと続いています。ただし、「その他」が22.0%います。

 

今の仕事を見つけた方法

今の仕事を見つけた方法

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 


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2020/2/18
更新:2021/7/13

65歳以上の人口増により2065年の死亡率は17.7

出生数は減少を続け、令和47(2065)年には56万人になると推計されています。この減少により、年少人口(0~14歳)は令和38(2056)年に1,000万人を割り、令和47(2065)年には898万人と、現在の半分程度になると推計されています。

出生数の減少は、生産年齢人口にまで影響を及ぼし、令和11(2029)年に6,951万人と7,000万人を割り、令和47(2065)年には4,529万人となると推計されています。

一方、65歳以上人口の増大により死亡数は増加、死亡率(人口1,000人当たりの死亡数)は上昇を続け、令和47(2065)年には17.7になると推計されています。

 

出生数及び死亡数の将来推計

出生数及び死亡数の将来推計

出典:2006年、2010 年、2018年は厚生労働省「人口動態統計」による出生数及び死亡数(いずれも日本人)。2020 年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果(日本における外国人を含む)

 

 

2065年の平均寿命は男性84.95年、女性91.35年

日本の平均寿命は、平成30(2018)年現在、男性81.25年、女性87.32年と、前年に比べて男性は0.16年、女性は0.05年上回りました。今後、男女とも平均寿命は延び、令和47(2065)年には、男性84.95年、女性91.35年となり、女性は90年を超えると見込まれています。

 

平均寿命の推移と将来推計

平均寿命の推移と将来推計

出典:1950 年は厚生労働省「簡易生命表」、1960 年から2015 年までは厚生労働省「完全生命表」、2018 年は厚生労働省「簡易生命表」、2020 年以降は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29 年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果

  

出典:内閣府『令和2年版高齢社会白書』
 


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2021/7/6

約1/4シニアは「65歳くらいまで」仕事をしたいと思っている

何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいか、又は、したかったかを聞いたところ、「65歳くらいまで」が25.6%で最も多く、次いで、「70歳くらいまで」21.7%、「働けるうちはいつまでも」20.6%、「仕事をしたいと思わない」13.6%と続いています。

男女別で見てみると、男性は「70歳くらいまで」が26.8%と、女性16.8%に比べて高くなっています。また女性は「仕事をしたいとは思わない」が19.1%と、男性7.7%に比べて高くなっています。

 

何歳まで収入を伴う仕事をしたいか

何歳まで収入を伴う仕事をしたいか

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 

 

60歳以上シニアの就業率は男性43%、女性32%

現在の就業状況は、「収入のある仕事をしている」は37.3%で、「収入のある仕事はしていない」が62.7%となっています。

男女別で見てみると、男性は「収入のある仕事をしている」が43.2%と、女性の31.6%に比べて高くなっています。

 

就業状況【男女別】

就業状況_男女別

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 

年齢別で見てみると、60~64歳は「収入のある仕事をしている」が74.0%と過半数を大きく超えていますが、65歳~69歳は約半数となっており、70歳以上は40%未満となっています。

 

就業状況【年齢別】

就業状況_年齢別

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 

 

60歳以上シニアの就業形態No.1は「パート・アルバイト」

現在収入のある仕事をしている人に、就業形態を聞くと、「パート・アルバイト」34.3%と「自 営業主・個人事業主・フリーランス(家族従業者を含む)」33.0%が3割台で多く、「正規の社員・職員・従業員」13.9%)「契約社員・嘱託社員」10.6%などと続いています。

男女別で見てみると、男性は「正規の社員・職員・従業員」、「契約社員・嘱託社員」、「会社または団体の役員」がそれぞれ 19.0%、14.9%、8.7%と、女性(それぞれ 7.4%、4.9%、1.8%)に比べて高くなっています。女性は「パート・アルバイト」が 52.3%と、男性20.3%に比べて高くなっています。

 

就業形態【男女別】

就業状況2_男女別

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 

年齢別で見てみると、年齢が上がるほど「自営業主・個人事業主・フリーランス(家族従業者を含む)」が高くなり、「正規の社員・職員・従業員」が低くなる傾向にあります。また「パート・アルバイト」については、69歳まで年齢が上がるほど高くなり、70~74歳をピークに低くなっています。

 

就業形態【年齢別】

就業状況2_年齢別

出典:「令和元年 高齢者の経済生活に関する調査」を加工して作成

 


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2020/1/30
更新:2021/5/25

高齢化率は28.4%

我が国の総人口は、令和元(2019)年10月1日現在、1億2,617万人となっています。

65歳以上人口は、3,589万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)も28.4%となりました。

65歳以上人口を男女別に見ると、男性は1,560万人、女性は2,029万人で、性比(女性人口100人に対する男性人口)は76.9であり、男性対女性の比は約3対4となっています。

65歳以上人口のうち、「65~74歳人口」は1,740万人(男性831万人、女性908万人)で総人口に占める割合は13.8%となっています。また、「75歳以上人口」は1,849万人(男性729万人、女性1,120万人)で、総人口に占める割合は14.7%であり、65~74歳人口を上回っています。

 
  総数

総人口12,617万人6,141万人6,476万人
65歳以上人口3,589万人1,560万人2,029万人
65~74歳人口1,740万人831万人908万人
75歳以上人口1,849万人729万人1,120万人
15~64歳人口7,507万人3,802万人3,705万人
15歳未満人口1,521万人779万人742万人

総人口100%100%100%
65歳以上人口(高齢化率)28.4%25.4%31.3%
65~74歳人口13.8%13.5%14.0%
75歳以上人口14.7%11.9%17.3%
15~64歳人口59.7%61.9%57.2%
15歳未満人口12.1%12.7%11.5%

 

 資料:総務省「人口推計」令和元年10月1日(確定値)

 

我が国の65歳以上人口は、昭和25(1950)年には総人口の5%に満たなかったのですが、昭和45(1970)年に7%を超え、さらに、平成6(1994)年には14%を超えました。高齢化率はその後も上昇を続け、令和元(2019)年10月1日現在、28.4%に達しています。

また、15~64歳人口は、平成7(1995)年に8,716万人でピークを迎え、その後減少に転じ、令和元年には7,507万人と、総人口の59.5%となりました。

 

将来推計人口でみる令和47(2065)年の日本

次に、平成29(2017)年4月に国立社会保障・人口問題研究所が公表した「日本の将来推計人口」における出生中位・死亡中位推計結果を概観します。将来推計人口とは、全国の将来の出生、死亡及び国際人口移動について仮定を設け、これらに基づいて我が国の将来の人口規模並びに年齢構成等の人口構造の推移について推計したものです。

  • 9,000万人を割り込む総人口
    我が国の総人口は、長期の人口減少過程に入っており、令和11(2029)年に人口1億2,000万人を下回った後も減少を続け、令和35(2053)年には1億人を割って9,924万人となり、令和47(2065)年には8,808万人になると推計されています。

  • 約2.6人に1人が65歳以上、約3.9人に1人が75歳以上
    65歳以上人口は、「団塊の世代」が65歳以上となった平成27(2015)年に3,387万人となり、「団塊の世代」が75歳以上となる令和7(2025)年には3,677万人に達すると見込まれています。その後も65歳以上人口は増加傾向が続き、令和24(2042)年に3,935万人でピークを迎え、その後は減少に転じると推計されています。
    総人口が減少する中で65歳以上の者が増加することにより高齢化率は上昇を続け、令和18(2036)年に33.3%で3人に1人となります。令和24(2042)年以降は65歳以上人口が減少に転じても高齢化率は上昇を続け、令和47(2065)年には38.4%に達し、国民の約2.6人に1人が65歳以上の者となる社会が到来すると推計されています。総人口に占める75歳以上人口の割合は、令和47(2065)年には25.5%となり、約3.9人に1人が75歳以上の者となると推計されています。
    65歳以上人口のうち、65~74歳人口は「団塊の世代」が高齢期に入った後に平成28(2016)年の1,768万人でピークを迎えます。その後は、令和10(2028)年まで減少傾向となるが再び増加に転じ、令和23(2041)年の1,715万人に至った後、減少に転じると推計されています。
    一方、75歳以上人口は、令和36(2054)年まで増加傾向が続くものと見込まれています。

 

高齢化の推移と将来推計

出典:棒グラフと実線の高齢化率については、2015年までは総務省「国勢調査」、2019年は総務省「人口推計」(令和元年10月1日確定値)、2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29 年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果。

出典:棒グラフと実線の高齢化率については、2015年までは総務省「国勢調査」、2019年は総務省「人口推計」(令和元年10月1日確定値)、2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29 年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果。

 

  • 現役世代1.3人で1人の65歳以上の者を支える社会の到来
    65歳以上人口と15~64歳人口の比率を見てみると、昭和25(1950)年には1人の65歳以上の者に対して12.1人の現役世代(15~64歳の者)がいたのに対して、平成27(2015)年には65歳以上の者1人に対して現役世代2.3人になっています。今後、高齢化率は上昇し、現役世代の割合は低下し、令和47(2065)年には、65歳以上の者1人に対して1.3人の現役世代という比率になります。

  

出典:内閣府『令和2年版高齢社会白書』
 


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