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アクティブシニア向け 農協観光のバス車内メディア

観光バスというクローズドな空間で
リーチできる新しいメディア

株式会社インコム 代表取締役 筒井潤 氏

2016年1月 取材

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バスツアーのバス車内で展開される車内ラジオと参加者へ配布されるフリーペーパーに広告掲載が可能です。バス旅行の参加者は、アクティブなシニア層が中心であるため、セグメントされたターゲットにアプローチ可能です。更に、バスツアーの特性上、移動時間が長いという特徴もあります。

<バス旅BOOK>

  • 発行部数:約/80,000部
  • 発行サイクル:月刊
  • 仕様:B5版/オールカラー/25ページ以上
  • 配布形態:バス車内での手配り/提携旅館での設置配布

<バス旅RADIO>

  • 秒数:20秒

人気パーソナリティによる上質なトークと懐かしい音楽が展開される車内ラジオ。


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Q.「バス旅BOOK」と「バス旅RADIO」がどのようなサービスか教えてください。

「バス旅BOOK」は、現在3社の旅行会社と契約していますが、それぞれ特徴がある冊子となっています。農協観光は、おすすめの旅のコースを先行取材して、お客様に見所などの案内をしており、京王観光は、京王線沿線のシニア向けに少し文化的な香りを出しています。また、読売旅行は「旅行読売」と連動した記事などを掲載し、全国にファンをもつ読売ならではの冊子に仕上げています。

「バス旅RADIO」は車内で聴くオリジナルの観光ラジオですが、「バス旅BOOK」と連動している部分もあり、冊子に掲載している内容の詳細を「バス旅RADIO」内でご紹介したりしています。また、掲載している商品の使用法などをTVで語るなど、立体的な広告を車内で楽しんでもらいます。

 

Q.どのようにしてこれらのサービスを思いついたのですか。

もともと旅行が好きという事もあり、国内外問わず各地を旅行し、その間様々な交通手段を使いました。その中でも、特に「バス」に注目し、観光バスの移動時間の長さや、車内で暇を持て余してしまうことに「何か出来ないか」と考えていました。

また、観光バスの利用客のほとんどがシニア層、という事もあり、この年代が喜んでくれることは何だろうと考えた結果、バス旅エンターテイメントを思いついたのです。

例えば、バスの車内で「歌声喫茶」のような感じで、みんなで一緒に歌を歌ったりできたら楽しいのではないかと思い、車内で冊子を配布し、それに連動したRADIOを流してみようと考えついたのです。

 

Q.なぜ「バス」だったのでしょうか。

まず、観光バスを利用するユーザーのほとんどがシニア層であるという事。これは他の交通手段にはない特徴です。

また、多くの利用客が、バス旅行の移動時間を「暇」だと感じているのではないか、と思いました。この持て余している時間がもったいない、そしてターゲットが明確である、という点から観光バスの車内で利用できるメディアを作りたいと考えました。

 

Q.お客様からの反応はどうですか。

お客様は、バス旅行を申し込む際に、当社のサービスがあるかどうかはわかりませんので、いつもと同じように予約をされます。旅行当日になって、観光バスが出発すると、バスの車内からは懐かしい音楽が流れ、ラジオDJが「では皆さんで一緒に歌ってみましょう!」などと声をかけてくるので、「あれいつもと違うぞ」となるのです。

少し戸惑いながらも、お客様の手元にはバス旅BOOKがあり、その表紙に歌詞が印刷されていますので、それを見ながら自然と口ずさむのですが、徐々にその声も大きくなり、まさに「歌声喫茶」のようにバス車内が盛り上がります。

中には音量が少しうるさいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどのお客様が「いつものバス旅行とは違い楽しかった」と喜んでくれています。

 

Q.バス会社や旅行会社からはどのような反応でしょうか。

バス会社はいかに安全に目的地までお客様に移動してもらうか、また旅行会社はお土産屋や観光スポット、また宿泊先との交渉などで、車内での移動中どのように楽しんでもらうか、という点までは、十分に力を入れられないのが現状だと思います。

そのような状況で当社が各社と協力し合って、バスの車内を盛り上げますので反応は良いです。また、本業以外の収入が増える期待もあり、好評です。

たまに、お客様がバスの運転手に「この曲どこで買えるかしら?」と質問がいってしまう事がありますが(笑)、いまのところうまくご対応頂けているようです。

ですから、もっと全国のバス会社や旅行会社などと手を組んで、日本中にこのバス旅BOOK、バス旅RADIOを広げていきたいですね。

 

imageQ.シニアマーケットについては、どのようにお考えでしょうか。

まず、シニア層は、テレビ創世記からメディア全てに馴染みを持っているので、雑誌が好きな人、ラジオファンなど、ターゲットを絞った戦略がたてられます。

特に、バス旅行のお客様は、シニア層がほとんどなので、何かシニア向けのサービスを提供したり、シニア層からアンケートやデータを収集したりする事は決して難しい事ではありません。

ただ、今後シニアになっていく層(今の40~50代)は、スマホなどの端末に比較的馴染んでおり、そのユーザーに対しては、雑誌やRADIOだけではなく、何かデジタル化したサービスも考えなければならないと思っています。

 

Q.バス旅BOOK・RADIO内の広告に向いているのはどのようなものでしょうか。

一番相性が良い商品は、シニア向けの化粧品関連です。

例えば、車内で商品サンプルを渡して、目的地にある温泉に入った後に顔に塗って使ってもらいます。そうすると、大体のお客様は「肌がツルツルする」「この化粧品いいわね」となるわけです。もちろん温泉の効果もありますが(笑)

車中でサンプルをお渡しして、旅行期間中に何か試せるような商品であれば、広告としてある程度効果があるので、何か面白そうな企画があれば検討したいと考えています。

また、地元の小さいお店やイベントの告知などにも使えるようなローカルコーナーも設けていますので是非旅行先のお店などにも、是非ご活用頂きたいです。

 

Q.このサービスの今後の展開を教えてください。

このサービスを継続していくと、年間100万件ものシニアに関するデータを取得する事ができます。このようなデータの活用も考えられますし、シニア層以外のバス旅行の利用客(例えば学生の修学旅行など)にも、何か楽しんでもらえるようなサービスを提供できないか、と考えているところです。

また、このサービスを、より早く全国に広めていき、日本以外の海外でもサービスを展開したいと考えています。

 


上記メディアの詳細、その他シニア向けメディアプランニングについては、
ルーツ・オブ・コミュニケーション株式会社までお問合せください。

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