引退層(区分:55~64歳)
自己を見つめなおす
「マイルド」シニア
時間に余裕があり
経済的に余裕がないものの、
自身の趣味等に
時間・お金を惜しまない層
基本情報
就労意欲は約2%しかなく、健康寿命内の層の中で最も低くなっています。これは、仕事を辞めて一旦ゆっくりしたいと考えている層が多く存在するためと想定されます。
更に、現在の収入について「未収入」と回答した割合が全体約12%であるのに対して約44%と非常に高くなっています。年金支給まで無収入であり、退職金等で生活費を捻出している可能性があります。
デジタルデバイス
インターネット通販の利用頻度が他層に比べて高く、特に女性の購入頻度が高く、約21%が「週1回以上」と回答しています。
また「携帯音楽プレイヤー」の使用率が高く、全体では約8%であるのに対し、引退層女性は約14%と高いようです。
コミュニケーションについて
普段最もコミュニケーションを取っている相手を尋ねたところ、約50%が「「配偶者・パートナー」と回答していますが、「誰ともコミュニケーションを取っていない」と回答した男性が約14%と他層よりも特に高くなっています。
更に、今後コミュニケーションを増やしたい相手を訊ねたところ、「増やそうと思っていない」と約43%が回答しており、居宅介護層に次いで多くなっています。
このことから、引退層の中でも特に男性は日常生活におけるコミュニケーションが不足しており、尚且つ積極的にコミュニケーションを取ろうとしていないことが分かります。
メディア
「テレビ」に次いで2位が「ネットのニュース」となっており、「新聞」よりも高い数値になっています。その他「ネットの書き込み」や「企業のダイレクトメール(Eメール)」の割合が他層よりも高く、インターネットからの情報を積極的に収集している層と言えます。
新聞については「毎日読む」と回答した割合が約52%と他層よりも低く、「読まない」と回答した割合が約37%と高くなっています。このことから、現役を引退すると、新聞を購読しなくなるという傾向が見てとれます。
更にインターネット検索について約74%が「毎日検索」すると回答しており、新聞の代わりにインターネットを活用している可能性があります。
趣味
アラ70アクティブ層に次いで趣味は多岐にわたり、特にエンタメ系コンテンツへの興味が高くなっています。
その他
- 生活必需品購入について:生活必需品は自分自身での購入が多く、シニア全体では約55%のところ約75%と高くなっています。これは引退して生活時間にゆとりができたためだと想定されます。
- 将来について:最期を迎えたい場所について訊ねたところ、約25%が「特にどこでも良い」と思っており、自分の最期について未だ真剣に考えていない層であると言えます。
サイトには一部抜粋した調査結果をご紹介しています。
その他テーマについても調査を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
調査テーマ全体概要
- 居住形態について
- 健康状態について
- 同居家族について
- 収入源・貯蓄について
- 就業状態、定年退職後の就労意欲について
- 1日を過ごす場所について
- 普段使用しているデジタルデバイスについて
- インターネットの利用頻度・インターネット検索について(頻度、検索サイト)
- デジタルソフト/SNSの使用状況について
- コミュニケーションについて(相手、話題、手段、頻度、場所、増やしたい相手)
- 生活必需品の買物について(購入者、購入頻度、購入場所、移動手段、移動時間)
- インターネット通販について(利用経験、利用頻度)
- メディアについて(利用するメディア、接触頻度、具体的ビークル/ジャンル)
- 好きな芸能人について
- 趣味について(内容、金額、時間)
- 参加コミュニティについて(内容、金額、時間、一緒に参加している相手)
- 将来について(計画、実現したいこと、余生を過ごす場所、最期を迎えたい場所、不安なこと)
- 健康について(健康維持のために現在行っていること、これから行いたいこと、相談相手)