【シニアの意識】共同居住に関する意識 2021年3月
内閣府より発表された『平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果』を元に、
具体的な数字を交えてながらシニアマーケットについて、テーマ別にご紹介します。
シニアマーケットをマクロ視点で捉える際にお役立てください。
2021/3/9
女性の方が血縁のない人々で協力して暮らす住まいに対して前向き
血縁のない人々で協力して暮らす住まいについての考えは、「居住したことなく、今後も居住する予定はない」が84.4%、居住経験のある人(「現在、居住しており、今後も住み続けたい」「現在、 居住しているが、今後は居住する予定はない」「過去に居住したことがあるが、今後は居住する予定はない」の計)は1.0%で、今後居住に意向がある人(「興味があり、今後考えたい」12.9% +「現在居住しており、今後も住み続けたい」0.1%)は 13.0%となっています。
男女別で見てみると、女性は「興味があり、今後考えたい」はで15.3%と男性10.1%を上回っています。
血縁のない人々で協力して暮らす住まいの考え
共同居住する場合に共有してよいと思う空間No.1は玄関
共同居住に「興味があり、今後考えたい」という人に、共有してよいと思う空間や設備を聞いたところ、「食堂」が 80.1%と最も多く、次いで「玄関」74.7%、「居間」51.0%、「台所」47.7%と続いています。
男女別で見てみると、「玄関」、「台所」は、女性がそれぞれ79.1%、52.3%に対して男性それぞれ67.0%、39.8%と 女性が上回っています。
共同居住する人と共有してよいと思う空間や設備
共同居住希望理由の半数が「安心感」
今後共同居住の意向がある人の、共同居住を希望する理由は、「集まって暮らすことによる安心感がある」が47.7%と5割近くを占め、次いで「他の居住者とコミュニケーションがとれる」が34.2%、「家賃など経済的な負担が減らせる」が 10.7%と続いています。
今後、共同居住する住まい方を希望する理由
希望する共同居住形態は高齢者のみよりも多世代型が多い
今後共同居住の意向がある人の、希望する共同居住形態は、「多世代型」が33.7%、「高齢者のみ」が18.9%で、半数近くは「どちらでもよい」45.7%と続いています。
共同居住するに当たり希望する形態
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